
Elliott Murphy [Aquashow]
エリオット・マーフィーのデビューアルバム名盤「アクアショー」を紹介します。「Elliott Murphy [Aquashow]を紹介します。マーフィーは、アルバムデビュー前の72年発売に、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのライブアルバム「1969: The Velvet Underground Live with Lou Reed」のライナーノーツを寄稿している。デビュー当時ともに青二才だったかもしれないが、スプリングティーンは後に巨大なアイコンとして輝く一方、彼は、デビュー前からアンダーグランドの闇をまとった瘦せた金髪の青白い放蕩者のイメージを持ち続けている。私は、アメリカの良心や社会の閉塞感を語るスプリングティーンの「明日なき暴走」も「ザ・リバー」、「ボーン・イン・ザ・USA」もフェイバリットだが、一方でエリオット・マーフィー、ルー・リード、ミンク・デヴィルのようなワイルド・サイドの家出少女やダンサー等、都市の裏側を描写するソングライターの存在に惹かれてしまう。