Jimi Hendrix

Jimi Hendrix [Electric Ladyland]

68年発売のジミヘンドリックスの3rdアルバム。お金を気にせずスタジオ作業に没頭できる念願のエレクトリック・レディ・スタジオの完成を祝してスタジオの名を冠したアルバムと思いきやロンドンのオリンピック・スタジオやニューヨークのレコード・プラント・スタジオで録音されたアルバム。スタジオの完成はアルバムの完成後のようだ。私も勘違いをしていました。ロック、ブルース、ジャズ、ファンク、サイケデリック等、不協和音で崩壊寸前のエクスぺリンスを見限り、ステーブ・ウインウッド等のゲストを迎えジャムりながら様々スタイルを模索し記録した作品集なのだろう。All Along the Watchtowerは是非一度は聴いてほしい。
Jimi Hendrix

Jimi Hendrix [Axis: Bold as Love]

67年の「Axis: Bold as Love」は、彼のチェロキー族の血を引く者の宇宙観や神秘体験、哲学や経験を反映させた創造性と音楽的な成長を示したアルバム。サマー・オブ・ラブの時代の作品でサイケデリック・ロック、ブルース、ジャズなど、さまざまな音楽スタイルが融合している。サブテーマは「宇宙や精神的な探求」。幼少期からSF好きでUFOを見たと主張している。宇宙への関心は高かったようだ。
ROCK

Rolling Stones [Sticky Fingers]

ローリング・ストーンズの傑作「スティキー・フィンガーズ」を全曲解説します。71年発売アンディ・ウォーホルが手掛けたジッパー付きのアルバムカバーも有名なストーンズを代表する名作アルバムのひとつ。ミック・テイラーが2代目ギタリストとして初めてフルに関与したアルバム。ロックやブルース、カントリーなどアメリカ音楽の要素が融合され、ローリング・ストーンズのスタイルとして確立されている。
ROCK

The Who [Who’s Next]

71年年リリースのアルバム。元々「ライフハウス」という近未来を舞台としたロックオペラを構想されたが、バンドメンバーにもそのビジョンが理解されず、結局プロジェクトは頓挫してしまった。その後再編集してまとめたのがこのアルバムという事。現在ではデラックス・エディションや「ライフハウス」としても正式に発売をしている。ピートの構想したディストピアとネットワークで個人が繋がる世界、そしてロックによる体制打破という構想は、71年当時ではインターネットも携帯のない時代では早すぎたのだろう。逆に言えばピートの未来を見てきたかのような先見性を特筆すべきだろう。コンセプトに関しては様々な側面から語られているので、私としては単純にアルバムについて語りたい。
ROCK

Rolling Stones [Dirty Work]

トレンディな装いのジャケットはバブリーな時代を反映しているし、ストーンズの皆さんもよく撮影を頑張ったと思う。ミック・ジャガーのソロ活動にキースが腹を立て、バンド内の不和がアルバムに悪影響を与えたと指摘されているが、内容は悪くないと思う。キースはこのアルバムのリリース後、インタビューに答えて「100%出来に自信がある」言っていた。2曲ボーカル曲を採用しているのも初でありキースの主導で制作されたというのも納得である。(ソファーの真ん中に一人ドカ座りのキースの得意げなことよ。ミックの足はフロントマンとしての意地の表れだろうか。)いくつかの曲にチャーリー・ワッツやビルは参加せず、セッションマンが代わりを勤めている。
ROCK

Rolling Stones [Undercover of the Night]

前作「TATTOO YOU」は過去のアウトテイクの焼き直しだが、83年のこのアルバム「Undercover of the Night」はピカピカである(当時)。特筆すべきは録音とミックスが秀逸でハイレゾ時代の今でも音の質感を楽しめる音響設計だと思う。もう一つはヒップホップやNYの最新ディスコなど、時代に向き合った曲作りに取り組んだこと。最後にアルバムの歌詞とメッセージ。キースはこのアルバムのミックの詩は素晴らしいと言っていた。社会問題の提起にシニカルな視点にユーモアも。
ROCK

Rolling Stones [Emotional Rescue]

ローリングストーンズ エモーショナルレスキューを全曲解説しています。1980年に発売されたアルバム。全英、全米共に1位を記録した。かつてインタビューでミックジャガーは、このアルバムは半分くらい冗談みたいなもんだから真剣に受け止めないでと言った。前作『女たち』の成功を受け、前作で試みたディスコ・サウンドをさらに進化させ、レゲエやダブへもアプローチしたことから実験的作品と見なされる。
ROCK

Rolling Stones [Tattoo You]

Rolling Stones [Tattoo you] ローリング・ストーンズ『タトゥー・ユー』を全曲解説をしています1981年発売の「Tattoo You」は以前の録音セッションのアウトテイクに追加録音をし、作品としてまとめたアルバムである。LP時代の作品なので11曲収録で約44分23秒のアルバム。他のアルバムもそうだがこのくらいの収録曲数だとありがたく傾聴できる量である。個人的にはテナー・サックスの巨人ソニー・ロリンズを初めて知ったアルバムで、以後この巨人のアルバムを聴き集めすっかり虜になってしまいました。
ROCK

38 special [Drivetrain]

あまり有名ではない名盤38 special [Drivetrain]を解説しています。
ROCK

メロディアス・ハード vol.1

ジョージア・サテライツやブラック・クロウズのような渋いロックもいいけど、美メロでギターのリフもハード・ドライビングなメロディアス・ハードロックをご紹介。amazon Europe Europe ヨーロッパ「ファイナル・カウントダウン」まず筆...