Rolling Stones

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Rolling Stones [Love You Live]

大ヒット曲「ダイスをころがせ」は女性コーラスの代わりにオルガンが加わる演奏。今回気づいたのですがミックは終盤にトゥーツ&メイタルズのヒット曲 ”Sweet and Dandy” のリフレインを口ずさんでいる。『Love You Live』は1977年のリリース。500人の観客を招待したエル・モカンボ・クラブでのライブ録音、アンディ・ウォーホルが手掛けたジャケットも大きな話題になりました。純粋なツアーの記録「L.A.フォーラム・ライブ」を聴けば、オーヴァーダビングや編集を施した本作「「Love You Live」のエンターテイメント作品としての完成度は高い。
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Rolling Stones [Sticky Fingers]

ローリング・ストーンズの傑作「スティキー・フィンガーズ」を全曲解説します。71年発売アンディ・ウォーホルが手掛けたジッパー付きのアルバムカバーも有名なストーンズを代表する名作アルバムのひとつ。ミック・テイラーが2代目ギタリストとして初めてフルに関与したアルバム。ロックやブルース、カントリーなどアメリカ音楽の要素が融合され、ローリング・ストーンズのスタイルとして確立されている。
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Rolling Stones [Goats Head Soup]

『山羊の頭のスープ』は1973年に発売されたスタジオアルバム。”Jumping Jack Flash”の頃から付き合いのジャック・ダグラスは、薬中のため、これが最後プロデュース作品となった。バンドはイギリス法外な課税から逃れるため、今回の主要な録音はジャマイカにて。アルバムの評価は分かれたが前々作から連続でチャート1位を4週にわたり獲得。2000年にはプラチナ・レコードに認定されている。山羊の鍋は実際にあるジャマイカの郷土料理だそうです。まあ動物愛護団体から叩かれるもの仕方のない、気持ちのいい絵面ではありませんね。それにしても変なジャケットですね。オカルトや神秘主義への傾倒する直接的な証拠は残っていませんが、ちょっと異色のアルバムです。
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Rolling Stones [Some Girls]

1978年リリースされたローリング・ストーンズの14枚目のスタジオアルバム。イギリスでは最高2位、アメリカでは2週に渡り1位を記録し、現在までに600万枚を売り上げる大ヒットを記録。ストーンズのオリジナルアルバムの中で最も売れた作品となった。ミック・テイラーの後任として加入したロン・ウッドがフルで参加した最初のアルバム。キースとアニータのヘロイン密輸所持容疑で足止めを余儀なくされたミックは、ニューヨークでの滞在を満喫し、ディスコ通いで大きな刺激を受けたそうです。
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Rolling Stones [Black & Blue]

1976年リリースされたローリング・ストーンズの13枚目のスタジオアルバム。ミック・テイラーが脱退した後に制作され、キース・リチャーズが多くのギターパートを担当している。並行して新しいギタリストのオーディションが行われ、その様子はグレイト・ギタリスト・ハントとして知られている。結果ロニー・ウッドが正式にメンバーとして加入しましたが、しばらくは契約社員だったようです。このアルバムではニューソウルやAORからの影響を受け、ロックはもとよりファンク、レゲエなどの多様な音楽のスタイルを試みている。
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Rolling Stones [It’s Only Rock ‘N Roll]

ローリング・ストーンズのアルバム「It's Only Rock 'N Roll」(1974年)豪華絢爛で退廃的な雰囲気のジャケットは、デヴィッド・ボウイの「ダイヤモンド・ドッグ」も手掛けたガイ・ペイルアートの作品です。「たかがロックンロール。でも大好き」といタイトルからのイメージとは少し違いますね。タイトル曲では「俺がステージで血を流したら満足するか?」との一節があるように、ミック・ジャガー曰く、批判な取材をするマスコミへの皮肉と諦めを込めた歌詞だそうです。
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Rolling Stones [Dirty Work]

トレンディな装いのジャケットはバブリーな時代を反映しているし、ストーンズの皆さんもよく撮影を頑張ったと思う。ミック・ジャガーのソロ活動にキースが腹を立て、バンド内の不和がアルバムに悪影響を与えたと指摘されているが、内容は悪くないと思う。キースはこのアルバムのリリース後、インタビューに答えて「100%出来に自信がある」言っていた。2曲ボーカル曲を採用しているのも初でありキースの主導で制作されたというのも納得である。(ソファーの真ん中に一人ドカ座りのキースの得意げなことよ。ミックの足はフロントマンとしての意地の表れだろうか。)いくつかの曲にチャーリー・ワッツやビルは参加せず、セッションマンが代わりを勤めている。
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Rolling Stones [Undercover of the Night]

前作「TATTOO YOU」は過去のアウトテイクの焼き直しだが、83年のこのアルバム「Undercover of the Night」はピカピカである(当時)。特筆すべきは録音とミックスが秀逸でハイレゾ時代の今でも音の質感を楽しめる音響設計だと思う。もう一つはヒップホップやNYの最新ディスコなど、時代に向き合った曲作りに取り組んだこと。最後にアルバムの歌詞とメッセージ。キースはこのアルバムのミックの詩は素晴らしいと言っていた。社会問題の提起にシニカルな視点にユーモアも。
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Rolling Stones [Emotional Rescue]

ローリングストーンズ エモーショナルレスキューを全曲解説しています。1980年に発売されたアルバム。全英、全米共に1位を記録した。かつてインタビューでミックジャガーは、このアルバムは半分くらい冗談みたいなもんだから真剣に受け止めないでと言った。前作『女たち』の成功を受け、前作で試みたディスコ・サウンドをさらに進化させ、レゲエやダブへもアプローチしたことから実験的作品と見なされる。
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Rolling Stones [Tattoo You]

Rolling Stones [Tattoo you] ローリング・ストーンズ『タトゥー・ユー』を全曲解説をしています1981年発売の「Tattoo You」は以前の録音セッションのアウトテイクに追加録音をし、作品としてまとめたアルバムである。LP時代の作品なので11曲収録で約44分23秒のアルバム。他のアルバムもそうだがこのくらいの収録曲数だとありがたく傾聴できる量である。個人的にはテナー・サックスの巨人ソニー・ロリンズを初めて知ったアルバムで、以後この巨人のアルバムを聴き集めすっかり虜になってしまいました。