Rolling Stones

ローリング・ストーンズ(Rolling Stones)のアルバムを紹介しています。

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Rolling Stones [Voodoo Lounge]

前作『スティール・ホイールズ』からワールドツアー、各自のソロ活動を経て発表した5年ぶりのオリジナル・アルバム。ビル・ワイマンの脱退後、、アイルス・デイヴィスやスティングとの活動で知られるダリル・ジョーンズ準メンバーとしてが務めることとなった。相変わらず変なイラストジャケットです。音の作りは60年代風のローファイな感触を狙って仕上げているようです。プロデュサーはグリマーツインズと現ブルーノートの社長のドン・ウォズ。
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Rolling Stones [Bridges to Babylon]

『ブリッジズ・トゥ・バビロン』は1997年にリリースされたアルバム。エレクトロニクス、ドラムループやサンプリング等のヒップホップの手法を取り入れたアルバムとして認識をしています。ミックとキースがそれぞれ曲を持ち寄った曲と、二人の共同作業による曲の3つのケースがあるようでプロデューサーもバラバラなのと志向の違いは当然のことに思えます。私としては90年代後半らしい音の質感を称えた作品として違和感なく愛聴しています。
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Rolling Stones [Steel Wheels]

Rolling Stones [Steel Wheels]を全曲解説。販売初日に手に入れたチープなイラスト・ジャケットにはがっかりしましたが、我々日本人にとっては初の来日公演が実現した、当時最新のスタジオ・アルバムとして思い出深い一枚です。先行シングルの”Mixed Emotion”を越える曲はないだろうと思っていたので、”Sad Sad Sad”のイントロを聴いた衝撃と喜びは忘れられません。劣化した”Rocks Off”のイントロと言うのは私だけかもしれませんが、東京ドームでも演奏されたストーンズにとっても自信曲だと思います。これも言い過ぎだと思いますが、ニューヨーク・ドールズの”Personal Crisis”を思い出すのは私だけですかね。
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Rolling Stones [Let It Bleed]

1969年にDECCAからリリースされた8枚目のスタジオアルバム。前作「ベガーズ・バンケット」の勢いをそのままに、アメリカ南部の影響を昇華したストーンズのスタイルが確立された作品。大きな変化は創設メンバーのブライアン・ジョーンズが解雇され、ミック・テイラーが加入したこと。2曲を除きほぼキースが自身でギターを重ねている。多くの国でトップ10に入り、イギリスでは1位、アメリカでは3位を記録している。ブライアン・ジョーンズは解雇後、自宅プールで溺死体で発見される。
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Rolling Stones [Love You Live]

大ヒット曲「ダイスをころがせ」は女性コーラスの代わりにオルガンが加わる演奏。今回気づいたのですがミックは終盤にトゥーツ&メイタルズのヒット曲 ”Sweet and Dandy” のリフレインを口ずさんでいる。『Love You Live』は1977年のリリース。500人の観客を招待したエル・モカンボ・クラブでのライブ録音、アンディ・ウォーホルが手掛けたジャケットも大きな話題になりました。純粋なツアーの記録「L.A.フォーラム・ライブ」を聴けば、オーヴァーダビングや編集を施した本作「「Love You Live」のエンターテイメント作品としての完成度は高い。
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Rolling Stones [Sticky Fingers]

ローリング・ストーンズの傑作「スティキー・フィンガーズ」を全曲解説します。71年発売アンディ・ウォーホルが手掛けたジッパー付きのアルバムカバーも有名なストーンズを代表する名作アルバムのひとつ。ミック・テイラーが2代目ギタリストとして初めてフルに関与したアルバム。ロックやブルース、カントリーなどアメリカ音楽の要素が融合され、ローリング・ストーンズのスタイルとして確立されている。
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Rolling Stones [Goats Head Soup]

『山羊の頭のスープ』は1973年に発売されたスタジオアルバム。”Jumping Jack Flash”の頃から付き合いのジャック・ダグラスは、薬中のため、これが最後プロデュース作品となった。バンドはイギリス法外な課税から逃れるため、今回の主要な録音はジャマイカにて。アルバムの評価は分かれたが前々作から連続でチャート1位を4週にわたり獲得。2000年にはプラチナ・レコードに認定されている。山羊の鍋は実際にあるジャマイカの郷土料理だそうです。まあ動物愛護団体から叩かれるもの仕方のない、気持ちのいい絵面ではありませんね。それにしても変なジャケットですね。オカルトや神秘主義への傾倒する直接的な証拠は残っていませんが、ちょっと異色のアルバムです。
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Rolling Stones [Some Girls]

1978年リリースされたローリング・ストーンズの14枚目のスタジオアルバム。イギリスでは最高2位、アメリカでは2週に渡り1位を記録し、現在までに600万枚を売り上げる大ヒットを記録。ストーンズのオリジナルアルバムの中で最も売れた作品となった。ミック・テイラーの後任として加入したロン・ウッドがフルで参加した最初のアルバム。キースとアニータのヘロイン密輸所持容疑で足止めを余儀なくされたミックは、ニューヨークでの滞在を満喫し、ディスコ通いで大きな刺激を受けたそうです。
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Rolling Stones [Black & Blue]

1976年リリースされたローリング・ストーンズの13枚目のスタジオアルバム。ミック・テイラーが脱退した後に制作され、キース・リチャーズが多くのギターパートを担当している。並行して新しいギタリストのオーディションが行われ、その様子はグレイト・ギタリスト・ハントとして知られている。結果ロニー・ウッドが正式にメンバーとして加入しましたが、しばらくは契約社員だったようです。このアルバムではニューソウルやAORからの影響を受け、ロックはもとよりファンク、レゲエなどの多様な音楽のスタイルを試みている。
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Rolling Stones [It’s Only Rock ‘N Roll]

ローリング・ストーンズのアルバム「It's Only Rock 'N Roll」(1974年)豪華絢爛で退廃的な雰囲気のジャケットは、デヴィッド・ボウイの「ダイヤモンド・ドッグ」も手掛けたガイ・ペイルアートの作品です。「たかがロックンロール。でも大好き」といタイトルからのイメージとは少し違いますね。タイトル曲では「俺がステージで血を流したら満足するか?」との一節があるように、ミック・ジャガー曰く、批判な取材をするマスコミへの皮肉と諦めを込めた歌詞だそうです。