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Joe Henderson [Elements]

サックス奏者ジョー・ヘンダーソンの1974年発売のアルバム。ブルーノート時代に5作のリーダー作を残した彼は、独創的なフレーズと深みのあるダークなトーンで、独自の音楽スタイルを確立しています。マイルストーンから8作目となる本作は、全体的にダー...
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Roy Ayers Ubiquity 「He’s Coming」

私はロイ・エアーズの良いとこ取りをしたコンピを一番愛聴していますが、アルバムでは本作「He's Coming」と「Stoned Soul Picnic」が好きで今でもよく聴きくアルバムです。70年代の「シャフト」に代表されるブラック・シネマのサントラ、マーヴィン・ゲイやスティービー・ワンダーらによるニュー・ソウル、ノーマン・ホイットフィールドが手掛けたザ・テンプテーションズに代表されるサイケデリックでファンキーなインストを聴いていた私の好みにに、ロイ・エアーズによるジャズ・ファンクがピタリとはまったのを思い出します。
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Miles Davis [Agartha]

「アガルタ」75年2月1日午前の部の記録。大阪フェスティバルホールにて収録された。私のようなジャズの本道から外れた聴き方をしてきた者が、マイルスについて語るのはお門違いかもしれませんが、60年代後半の電化マイルス期と称される時期から晩年まで...
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Lee Morgan [The Last Session ]

本作は、黒人解放運動が盛んな時代におけるジャズの回答とも言える作品。本作を特徴づけるのは当時新進気鋭のテナー奏者、ビリー・ハーパーの2曲。コルトレーンの影響を独自のボイスに昇華したビリー・ハーパーの曲とプレイは、黒人霊歌のように厳かで本作の基調をなしている。
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Donald Byrd [Ethiopian Knights]

71年ブルー・ノートから発売のドナルド・バードのアルバム。前後のアルバムとは音作りが異なり、ダークでミステリアス、重心の低い構築的なジャズ・ファンク。緻密に構成された音空間でバードのトランペット、ヴィブラフォン、テナー、エレピの名手たちがダークなトーンでソロを繰り広げる。