Jimi Hendrix [First Rays of the New Rising Sun]
エレクトリック・レディ・スタジオでミッチ・ミッチェルとビリー・コックスらが作業した多くの曲は切り取られ「The Cry of Love」、「Rainbow Bridge」、「War Heroes」他のアルバムに散逸していった。ヘンドリックスの家族が設立した団体「Experience Hendrix」により生前の権利が保護され、一時散逸したマスターテープが集められ、当時のプロデューサーであったエディ・クレイマーの監修のもと、ベストなテイクを選び出している。生前のジミ・ヘンドリックスの構想に近づけるべく編纂され、1997年にリリースされたコンピレーション・アルバムである。その後エディ・クレイマーによりアウトテイクやバージョン違いの曲がアルバムとして数枚編纂されたが、これが決定版である。(と言い切れない程いいテイクがボックスセット等で発表されている)Freedomこの曲はジミの生前に既に完成していたようだ。ギターのカッティングが硬質になりリズムの構造もシンプルになった。ブラックロック、ファンクロックへ変化している。もしジミ・ヘンドリックスが健在でこの方向性はどのようにJimi Hendrix [First Rays of the New Rising Sun]を新たに全曲解説。進化を遂げたのだろうか。夢想せずにはいられない。ファンカデリックやプリンスらの後続への影響は大きい。
2025.01.23
Jimi HendrixROCK