塩ロック

ROCK

Rolling Stones [Let It Bleed]

1969年にDECCAからリリースされた8枚目のスタジオアルバム。前作「ベガーズ・バンケット」の勢いをそのままに、アメリカ南部の影響を昇華したストーンズのスタイルが確立された作品。大きな変化は創設メンバーのブライアン・ジョーンズが解雇され、ミック・テイラーが加入したこと。2曲を除きほぼキースが自身でギターを重ねている。多くの国でトップ10に入り、イギリスでは1位、アメリカでは3位を記録している。ブライアン・ジョーンズは解雇後、自宅プールで溺死体で発見される。
ROCK

Bryan Adams [Reckless]

2025年の今でも若いブライアン・アダムス!思い出の一枚。1984年に発売されたブライアン・アダムスの4枚目のスタジオアルバム『レックレス』は、彼のキャリアの中で最も成功した作品の一つです。このアルバムは、アダムスとボブ・クリアマウンテンの共同制作で、世界中で大ヒットを記録しました。『レックレス』からは6枚のシングルがリリースされ、そのすべてがUSビルボードHot100でトップ15にランクインするという驚異的な成功を収めました。
ROCK

Meatloaf [welcome to the neighborhood]

「ウェルカム・トゥ・ザ・ネイバーフッド〜地獄からの脱出」は93年の作品。大ヒットアルバム「地獄のロックライダーII」の続編を早く作りたいミートローフですが、今回は仕事の遅いジム・スタインマンではなくロン・ネヴィソにプロデュースを委ねた作品。ミートローフのアルバムとしては、曲作りに一流のヒットメイカーを揃えているだけにクオリティの高いポップなアルバム。サミー・ヘイガーの提供曲で演奏にも参加をしているだけに、ポップといえどもギターのたったメロディアスなハードロック仕様になっている。ただしジム・スタインマン作の曲は2曲に留まり、評価は厳しく、セールスも伸びなかった。残念ながら名コンビが産み出してきた作品の水準には達してはいな
Blues

小出斉さんのブルースCDガイドブック

24年1月にブルース演奏家で執筆家の小出斉さんがお亡くなりになりました。おくればせながらご冥福をお祈り申し上げます。レココレの連載やブルースCDのレビュー、ローリング・ストーンズのカバーした曲の解説など長年にわたり楽しみにさせて頂きました。...
JAZZ

Joe Henderson [Elements]

サックス奏者ジョー・ヘンダーソンの1974年発売のアルバム。ブルーノート時代に5作のリーダー作を残した彼は、独創的なフレーズと深みのあるダークなトーンで、独自の音楽スタイルを確立しています。マイルストーンから8作目となる本作は、全体的にダー...
映画サウンドトラック

ティファニーで朝食を

"Breakfast at Tiffany's" by Henry Manciniオードリー・ヘプバーン主演の「ティファニーで朝食を」は、1961年公開のブレイク・エドワーズ監督の映画。映画音楽の巨匠ヘンリー・マンシーニがサウンドトラックを...
映画サウンドトラック

ニュー・シネマ・パラダイス

"New Cinema Paradise" by Ennio Morriconeエンニオ・モリコーネの音楽が楽しめる。ジュゼッペ・トルナトーレ監督による1989年イタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のサウンドトラック。 
ROCK

Rolling Stones [Love You Live]

大ヒット曲「ダイスをころがせ」は女性コーラスの代わりにオルガンが加わる演奏。今回気づいたのですがミックは終盤にトゥーツ&メイタルズのヒット曲 ”Sweet and Dandy” のリフレインを口ずさんでいる。『Love You Live』は1977年のリリース。500人の観客を招待したエル・モカンボ・クラブでのライブ録音、アンディ・ウォーホルが手掛けたジャケットも大きな話題になりました。純粋なツアーの記録「L.A.フォーラム・ライブ」を聴けば、オーヴァーダビングや編集を施した本作「「Love You Live」のエンターテイメント作品としての完成度は高い。
Jimi Hendrix

Jimi Hendrix [Electric Ladyland]

68年発売のジミヘンドリックスの3rdアルバム。愛を創造し神への謝辞から始まるアルバムは、最後に"Voodoo Chile"として自然を操る全能者の降臨で締めくくられる。当初はストック曲やセッションの寄せ集めと捉えていたこのアルバムには、実は一つのアポカリプス的なコンセプトとストーリーが存在していたのですね。ロック、ブルース、ジャズ、ファンク、サイケデリック等、不協和音で崩壊寸前のエクスぺリンスを見限り、ステーブ・ウインウッド等のゲストを迎えジャムりながら様々スタイルを模索し記録した作品集なのだろう。All Along the Watchtowerは是非一度は聴いてほしい。
ROCK

Rolling Stones [Sticky Fingers]

ローリング・ストーンズの傑作「スティキー・フィンガーズ」を全曲解説します。71年発売アンディ・ウォーホルが手掛けたジッパー付きのアルバムカバーも有名なストーンズを代表する名作アルバムのひとつ。ミック・テイラーが2代目ギタリストとして初めてフルに関与したアルバム。ロックやブルース、カントリーなどアメリカ音楽の要素が融合され、ローリング・ストーンズのスタイルとして確立されている。