2025-04

Jimi Hendrix

Jimi Hendrix [Electric Ladyland]

68年発売のジミヘンドリックスの3rdアルバム。愛を創造し神への謝辞から始まるアルバムは、最後に"Voodoo Chile"として自然を操る全能者の降臨で締めくくられる。当初はストック曲やセッションの寄せ集めと捉えていたこのアルバムには、実は一つのアポカリプス的なコンセプトとストーリーが存在していたのですね。ロック、ブルース、ジャズ、ファンク、サイケデリック等、不協和音で崩壊寸前のエクスぺリンスを見限り、ステーブ・ウインウッド等のゲストを迎えジャムりながら様々スタイルを模索し記録した作品集なのだろう。All Along the Watchtowerは是非一度は聴いてほしい。
ROCK

Rolling Stones [Sticky Fingers]

ローリング・ストーンズの傑作「スティキー・フィンガーズ」を全曲解説します。71年発売アンディ・ウォーホルが手掛けたジッパー付きのアルバムカバーも有名なストーンズを代表する名作アルバムのひとつ。ミック・テイラーが2代目ギタリストとして初めてフルに関与したアルバム。ロックやブルース、カントリーなどアメリカ音楽の要素が融合され、ローリング・ストーンズのスタイルとして確立されている。
ROCK

Rolling Stones [Goats Head Soup]

『山羊の頭のスープ』は1973年に発売されたスタジオアルバム。”Jumping Jack Flash”の頃から付き合いのジャック・ダグラスは、薬中のため、これが最後プロデュース作品となった。バンドはイギリス法外な課税から逃れるため、今回の主要な録音はジャマイカにて。アルバムの評価は分かれたが前々作から連続でチャート1位を4週にわたり獲得。2000年にはプラチナ・レコードに認定されている。山羊の鍋は実際にあるジャマイカの郷土料理だそうです。まあ動物愛護団体から叩かれるもの仕方のない、気持ちのいい絵面ではありませんね。それにしても変なジャケットですね。オカルトや神秘主義への傾倒する直接的な証拠は残っていませんが、ちょっと異色のアルバムです。
ROCK

Rolling Stones [Some Girls]

1978年リリースされたローリング・ストーンズの14枚目のスタジオアルバム。イギリスでは最高2位、アメリカでは2週に渡り1位を記録し、現在までに600万枚を売り上げる大ヒットを記録。ストーンズのオリジナルアルバムの中で最も売れた作品となった。ミック・テイラーの後任として加入したロン・ウッドがフルで参加した最初のアルバム。キースとアニータのヘロイン密輸所持容疑で足止めを余儀なくされたミックは、ニューヨークでの滞在を満喫し、ディスコ通いで大きな刺激を受けたそうです。